亜脱臼について解説 | 大谷翔平選手はワールドシリーズ大丈夫？ | 京都市の鍼灸院として男性のお悩み改善をサポートする情報を発信します

どうも！！
［鍼灸・整骨 kiwami］です(^^)

ワールドシリーズ第2戦で、大谷翔平選手が盗塁の際に手をついて負傷し、報道によると【亜脱臼】とのことでした。
今回は【亜脱臼】について、【両肩】の【亜脱臼経験】を持つ私、院長が解説いたします。

【亜脱臼】とは？
簡単に言うと、完全に外れていない状態の脱臼のことを【亜脱臼】と呼びます。
一度関節が外れて、自然に戻っている状態とも言えます。

【完全な脱臼】であれば、関節が外れたままなので、整復（引っ張って関節を元の位置に戻すこと）が必要です。

【亜脱臼】の場合、

関節がはずれた後に自然に元の位置に戻っているため、整復の必要はありません。

【亜脱臼の治療法】

亜脱臼は完全な脱臼とは異なりますが、一度関節が外れて戻ると、関節の安定を保つ靭帯や関節包といった組織を［破壊して外れている］ので、壊れた組織を修復する為に、教科書的には、約3週間の安静・固定が推奨されており、その後リハビリが始まるので、回復までには2～3カ月ほどかかることもあります。
1日や2日で回復するような怪我ではなく、試合に出場できる状態ではありません。

しかし今回は利き腕ではなく左肩での負傷であり、投手ではなくバッターとしてプレーしていることも含め、テーピングや鎮痛剤などできる処置を施してなんとか無理をして出場したのではないかと考えられます。


【私自身の亜脱臼経験】
実は私も両肩を亜脱臼した経験があります。高校時代、サッカーでゴールキーパーをしていた際、両肩を繰り返し亜脱臼してしまい、関節が不安定な状態になりました。少しの負担でも痛みが再発し、最終的には「手術しないと治らない」と診断されました。

完全な脱臼でなくても、手術が必要になるケースもあるのです。

【大谷選手の今後は？】
大谷選手の亜脱臼の程度は正直なところ分かりませんが、今回、受傷してから短期間で試合に出る決断は、チームドクターやトレーナーの方々もかなり悩んだのではないかと思います。

ワールドシリーズ制覇という目標を抱えた大谷選手自身の強い希望もあったでしょうし、さまざまな大人の事情が絡んでいた可能性もあります。

監督も会見で「筋力や可動域に問題はない」とコメントしており、ワールドシリーズ3戦目の後、大谷選手も「痛みは引いてきた」「テーピングのおかげで大きな違和感はなかった」と話していました。もしかすると、結果的にそこまで騒ぐほどのことではなかったかもしれません。

もし万が一無理をしていたとすれば、今後この判断が議論される可能性もありますが、今はドジャースのワールドシリーズ制覇を一緒に応援しましょう！(^^)

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